アダルトチルドレンを理解しよう

アダルトチルドレンとは、幼少期の家庭環境に問題があり、それが原因でしっかりした育成をされず、その結果心的外傷を負い、大人になってから問題を抱えている人たちの事を指すのです。

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アダルトチルドレンを理解しよう

不信感と対人依存


自己批判や自己不信といったものを抱える事の多いアダルトチルドレンは、同時に他者への不信感もかなり顕著です。

他人を信用できない、信用する必要性を全く感じない、任せる事ができないという状態に陥っている人が少なくありません。

アダルトチルドレンは常に不安と戦っており、その不安を有する要素を恐れます。他人への信頼は、まさにこういった不安を煽る形となり、それを忌避したいという行動理念が働くものと思われます。

ただ、その一方で、アダルトチルドレンは非常に対人依存の高い性質も持ち合わせています。寂しがり屋というより、人との繋がりが断たれる事を恐れているといった方がいいでしょう。

嫌われる事や蔑まされる事、中傷や嘲笑をされる事、恥をかく事を極端に嫌います。その為、他者に対して距離をとりたがる一方、相手側から引かれたり距離を置かれたりする事を極度に怖がるのです。

不信感と対人依存は、一見相反する性質のように思えます。しかし、実際には同時に持ち合わせる人が多く、アダルトチルドレンはその傾向が特に強いと言えます。

基本的に、アダルトチルドレンは自己意識が過剰です。自分に対しての不信感も、自分を軽視しているのではなく、自分を客観的に見られない、自分の理想を高く見積もりすぎているからこそ起こり得るものです。よって、そんな自分が他者から見捨てられる事を極度に怖がります。

ナルシストという性質がこの世にはありますが、実はアダルトチルドレンはそれと方向性が似ています。ただ、自虐的な部分を多く持ち合わせている点においては、全く正反対でもあるのです。


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